ロケーションフォトのヒントロケーションフォトに関するお役立ち情報をコラム記事形式でご紹介します。
ロケーション撮影(出張撮影)の場所探しでよく挙げられるのは「緑が豊かな場所」「広い原っぱのある場所」「ビルや他人が写りこまない場所」という条件です。東京や大阪などの都市部でこの要望を叶えることはかなり難しく、ごく僅かな公園などに限られます。
しかし、埼玉ではこうした条件の揃う魅力的なスポットが複数あるため、実は撮影地としてオススメです。美しい景観から、アーティストのミュージックビデオやテレビドラマのロケ地として使用されることもよくあります。
埼玉在住の方はもちろん、都心に住んでいる方も、少し足を延ばして素敵なロケーションを発掘してみましょう!
緑豊かな公園
カジュアルなご家族写真や、ナチュラルなイメージのカップルフォトやウエディングフォトなど、様々なテーマで利用できる緑豊かな公園をご紹介します。
広い芝生や森、特定の植物の花畑など、撮りたいイメージに合わせて選んでみましょう。
駅からの距離がある場所が多いため、移動には車が便利です。
大宮第二・第三公園(埼玉県さいたま市)
埼玉県さいたま市大宮区にある区営の緑地です。釣りができる池や散歩道も整備され、地元の方の憩いの場になっています。
大宮第二公園にはテニスコートや軟式野球場といったスポーツ施設だけでなく、茶室や展示ギャラリーなどの文化的な施設も整っています。
梅林には約500本の梅が植えられ、毎年2月には梅まつりが開催され多くの人で賑わいます。
その他にもサクラ、アジサイなどの季節の花々や、メタセコイアの樹々、広々とした美しい芝生での撮影もオススメです。
通りを挟んだ向かいにある大宮第三公園は、見沼田んぼの自然と景観を活かした、木と草の「緑」、沼や流れの「水」、大地の「土」、太陽の「光」をテーマにしてつくられた緑豊かな公園です。どちらも開放的でゆったりとした景観を楽しめ、特に平日であれば他の人の映り込みを最小限に抑えながらの撮影が期待できそうです。
梅や菖蒲園では和の雰囲気で、芝生広場などでは洋の雰囲気でと、場所によって印象を変えられるのもこの公園の魅力です。気候の穏やかな季節には、ご家族でピクニックをしている様子を撮ってもらうのもいいですね。
公園部分は無料で開放されています。休園日は毎月第1月曜日(休日の場合は翌日)および12月第2月曜日、12月31日、1月1日です。
無料駐車場は第二公園・第三公園合わせて3ヶ所、合計327台あります。
電車でのアクセスは東武野田線「大宮公園駅」から徒歩20分、JR各線「大宮駅」東口からバスで「渋川」バス停、または「大宮サッカー場前」バス停下車です。
熊谷スポーツ文化公園(埼玉県熊谷市)
2004年秋に開かれた第59回国民体育大会「彩の国まごころ国体」のメイン会場で、2019年秋には「ラグビーワールドカップ2019」の会場にもなった有名な公園です。
陸上競技場や屋内運動施設(彩の国くまがやドーム)、ラグビー場などの競技施設だけでなく、身近なウォーキングコースや植物と触れ合えるセラピーガーデン、四季の丘、にぎわい広場などがあります。
セラピーガーデンには季節に合わせてネモフィラ、ヒマワリ、ヒガンバナ、キンモクセイ、コキアといった植物が丁寧に手入れをされています。
秋にはどんぐりもたくさん落ちているため、お子様と一緒に拾い集めると、大喜びしてくれそうですね。撮影ではこれらの植物のある場所や、芝生広場、子供の広場、自由広場をメインにするとよいでしょう。
レストランやケータリングカーもあるため、身軽にお出掛けをしてもご家族で一日中楽しむことができます。
常設駐車場は1,400台分、大きなイベント開催時には臨時駐車場も開放されます。
電車の場合は「熊谷駅」北口からバス利用になりますが、とても大きな公園のため目的の施設によって最寄りのバス停が異なりますので、事前に公式サイトで確認をしましょう。カメラマンとの待ち合わせも、目印となるものを打ち合わせておくと安心です。
加須はなさき水上公園(埼玉県加須市)
秋の撮影で特にお勧めなのが、加須はなさき水上公園のイチョウ並木です。
およそ200mに渡って83本のイチョウが連なる並木は、公園駐車場からもすぐ見える場所にあります。
紅葉シーズンには写真撮影をする方で賑わいます。
黄金色に染まった地面をお子様と一緒に歩いたり、だっこやおんぶをしながら並木をバックに一面が明るい背景の写真を撮るのも素敵ですね。
イチョウの他にもメタセコイア、モミジバフウの並木も人気です。
季節に合わせて撮れる写真のイメージも変化します。植物の開花情報やイベントなどは、事前に公式サイトで確認しましょう。
四季を通して楽しめる植物の他に、多目的グラウンド、芝生広場、自然観察園、鯉の池ペダルボート、アスレチック遊具「コバトンの迷宮」など、小さなお子様から楽しめる設備も充実しています。夏にはウォータースライダー、多目的プール、さざなみプールも利用できます。
季節毎のおまつりやホタル観賞会といった自然に親しめるイベントも開催されています。
プール期間以外は原則月曜日が休園日、その他にも年間数日の休園があるため事前に確認をしましょう。
駐車場はプール期間以外は無料で1,200台分が整備されています。電車でのアクセスは東武伊勢崎線「花崎駅」から徒歩15分です。
和光樹林公園・新座緑道(埼玉県和光市・新座市)
昭和20年米軍に接収された「キャンプ朝霞基地」の跡地で、「美しい都市景観を生み出す公園」として、平成元年3月に開設されました。
多目的に利用できる広場やジョギングコースなどがあるスポーツ・レクリエーションの場として、いざというときの広域避難地として、地元の方に親しまれています。公園内には和光市総合体育館があり、都立大泉中央公園、練馬区立大泉さくら運動公園、陸上自衛隊朝霞駐屯地に隣接しています。
新座緑道は歩行者が快適に歩ける環境と美しい都市景観のために平成5年4月に開設された、全長480メートル、幅10メートルの遊歩道です。
災害時には住民の避難路として活用されます。和光樹林公園の南西口から西方向に遊歩道「東京与野緑地帯(長久保緑地)」が250メートル続き、その先に連結するように新座緑道が位置しています。新座緑道から県道東京朝霞線を越えると新座市の栄緑道があります。
埼玉県営和光樹林公園と東京都立大泉中央公園、練馬区立大泉さくら運動公園、東京与野緑地帯(長久保緑地)、新座緑道、新座市の栄緑道がそれぞれ隣接し、市町村や県境をまたぐ大きな緑地帯になっています。
公園も緑道も撮影に適したスポットが多くあり、人混みを避けながらゆったりとロケーションフォトを楽しむことができます。
どんな場所で撮りたいか、どんな雰囲気にしたいか具体的なイメージがある場合は、予めカメラマンに要望を伝えてみましょう。
トイレは3ヶ所あり、中央にはおむつ台の設置された多目的トイレも整備されています。公園は入園無料で終日開放されています。
車で訪れる場合は、有料駐車場が3ヶ所あります。電車では東武東上線、東京メトロ有楽町線・副都心線「和光市駅」から徒歩20分。または「和光市駅」から東武バスで「西大和団地バス停」下車徒歩5分、または「和光市総合体育館バス停」下車徒歩3分です。
トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園(埼玉県飯能市)
「ムーミン童話」の世界をモチーフにした公園として、全国的に有名な場所です。
こどもの公園と言っても一般的なブランコやすべり台のような遊具はひとつもなく、自然の中で自由に走ったり転んだり植物にふれあいながら遊ぶ場所です。
ムーミンの舞台であるフィンランドには、国民の「自然享受権」という権利を定めた法律があり、 森林はその所有権にかかわらずみんなのものという考え方が根づいています。
森に自生している植物はいつでも誰でも採取してよいという法律で、実際に週末には野山で木の実やキノコを採取する家族が多いそうです。
そんな思想を基にうまれたこの公園では、誰でも自由に園内の森の中に入ってそこにある自然の恵みを享受することができます。森林以外にも大地からにょきにょきと生え出たような「きのこの家」はこどもたちに大人気で、いつも楽しい声が響き渡っています。
家の中は不思議な造りになっていて、階層が複雑に重なっています。抜け道や隠し扉も設置されていて、何度も何度も繰り返し探検したくなるような構造です。とても好奇心を刺激されるので、まるで秘密基地に入り込んだように大人も思わず一緒になって身体を小さく丸めながら色々な隙間にもぐりこみたくなります。
他にも、ムーミンでもお馴染みの煙突のような形をしたブルーの「水あび小屋」など、写真を撮影したくなるポイントが盛りだくさん。小さなお子様がスナフキンやミーのような恰好をして撮影してもかわいいですね。
園内は街灯やドアの引手など、細部までこだわっていて、まるでムーミンの世界に入り込んだようです。
屋外は平地と斜面が合わさっていて、お子様が自然と走り出したくなるような構造です。
大人もお子様を追いかけたりしているうちに、自然と日頃の運動不足が解消されるかもしれませんね。
公園の入口近くにある「子ども劇場」では、休日になると、音楽会、絵本の読み聞かせ、紙芝居、遊びの教室などのイベントが開催されています。
特徴的な建物と一緒にちょっぴり不思議な世界観で撮影してもよいですし、自然の中でどろんこになりながら遊ぶ姿をおさめても素敵ですね。
入園は無料で、休園日は基本的に月曜日と年末年始です。詳細は公式サイトを確認しましょう。
無料の駐車場が完備されている他、電車でのアクセスは西武池袋線「元加治駅」から徒歩20分です。
羊山公園(埼玉県秩父市)
緑豊かな自然に囲まれた羊山公園は市街地を一望できる高台にあり、市民のいこいの場として親しまれています。
秩父の桜の名所でもあり、春にはソメイヨシノ、しだれ桜、八重桜など、あわせて約1,000本が咲き誇ります。
初夏には花菖蒲なども楽しむことができます。公園内には、「武甲山資料館」や棟方志功の作品を集めた「やまとーあーとみゅーじあむ」などの施設もあり、自然散策ができるよう施設整備がされています。羊山公園でのロケーション撮影で特にオススメなのが、春の芝桜です。秩父の春の名所とも言われる羊山公園の「芝桜の丘」は、17,600平方メートルという関東でも有数の植栽面積を誇り、10品種、40万株以上にのぼります。
芝桜の開花時期は4月中旬から5月上旬です。斜面に植えられているため、離れてみると一面がピンクのじゅうたんのようですが、近くで見てみると芝桜のひとつひとつの小さな花びらはまるでハート型のようです。カップルや結婚記念での撮影にもよいですね。
芝桜の開花期間は一般300円(2022年3月現在)の入園料が必要で、中学生以下は無料です。
300台分の駐車場が整備されており、こちらも芝桜の期間は有料となります。
電車では西武鉄道「横瀬駅」から徒歩約20分、「西武秩父駅」から徒歩約20分、秩父鉄道「御花畑駅(芝桜駅)」から徒歩約20分です。
さきたま古墳公園(埼玉県行田市)
多数の古墳がある歴史公園で、桜の花見名所としても知られています。
日本最大級の円墳「丸墓山古墳(まるはかやまこふん)」の頂上にも桜があり、「古墳と桜」という、他にはないコラボレーションが楽しめます。様々な歴史的遺跡が桜と重なり、唯一無二の景観を生み出しています。
さきたま古墳公園を代表する「丸墓山古墳」。
日本最大級の円墳で高さ約20mの頂上に桜があり、満開になった姿は絶景です。
古墳のやわらかい曲線の上に1本だけ桜がぽつんとある様子は、どこかはかなさも感じさせます。
桜の華やかさだけでなく、少し物語を想像させるような写真に仕上がりそうですね。年によって菜の花の開花と重なることもあり、毎年違った表情を見せてくれます。「丸墓山古墳」には、階段が2ヶ所に設置され、来園者が古墳の上に登れるようになっています。
下から見上げて撮っても、頂上で花びらを間近に感じながら撮っても、また違った味わいがあります。
小さなお子様と一緒に手を繋いで登ってゆく姿もシャッターチャンスです。頂上は展望台とも言える高さで、麓の石田堤の桜並木や、さきたま古墳公園を一望出来ます。
古墳の他にも3万平方メートルの芝生広場やレストハウス、ちょっとひと息つけるあずまやも設置されています。
公園は常時無料開放で、駐車場も無料です。電車の場合は JR「吹上駅」、JR「行田駅」 、秩父鉄道「行田市駅」のいずれかからバス利用です。<
近隣には埼玉県内の桜の名所が多数あり、「権現堂桜堤(幸手市)」、日本五大桜の「石戸蒲ザクラ(北本市)」、「無線山桜並木(伊奈町)」が特に有名です。すべてさきたま古墳公園から車で一時間以内の距離にあるので、さきたま古墳公園を訪れた際には、3ヶ所を巡ってみるのもよいですね。
特色あるテイストの場所
江戸の街並みや台湾テイストなスポットなど、ちょっと特徴的な場所を集めました。
撮影のテーマや目的に合わせて選んでみてくださいね。日本とは思えない体験ができそうな場所もあります。
川越一番街商店街(埼玉県川越市)
江戸情緒あふれる立派な蔵の街並みが堪能できる場所です。
一番街商店街を中心に、川越のシンボルである「時の鐘」など、江戸時代の面影があふれています。この町は江戸との深いつながりがあり、「小江戸」とも呼ばれています。明治26年の川越大火で町の多くが消失しましたが、再建時に耐火建築である蔵作りが採用され、現在も30数棟が残されています。
日本の伝統的な建築様式と街並みが保存され、札の辻付近には大火を逃れた唯一の川越の蔵造りの重要文化財「大沢家住宅」を見ることができます。
公式サイトの「バーチャルツアー」のコーナーでは、まるで商店街を歩いているように街の様子を味わえるようになっています。
実際に足を運ぶ前に、どんな雰囲気なのか下見をしてみましょう。
歴史好きな方、着物を着て撮影をしたい方にはぴったりのロケーションです。
レンタル着物屋もあるので、身軽に出かけて現地で着付けをしてもらうのもよさそうです。
気になるお店を巡ったり、友人同士で食べ歩きをしながら撮影を楽しんでもいいですね。結婚写真を撮影する場合は、人力車のサービスを利用すると雰囲気抜群で、想い出づくりにもぴったりです。
車でのアクセスは、関越道川越ICから約15分。電車の場合は西武鉄道「西武本川越駅」から徒歩15分です。
花田第六公園(埼玉県越谷市)
別名「越谷市日本庭園花田苑」と呼ばれています。
「ミニチュア版兼六園」とも言われる京都や金沢を思わせる趣のある日本庭園で、和装での結婚写真や敬老記念での撮影にオススメです。
桜、紅葉、黒松、紫陽花、梅など約14,000本が植えられていて、四季折々の情景を楽しむことができます。
また、日本の伝統芸能振興の拠点として「こしがや能楽堂」があり、能舞台と共に中庭見所、和室や楽屋、大広間等の施設も整っています。
庭園の造形が美しいだけでなく、その周囲を覆う樹木などによりビルや住宅が見えないため、サスペンスドラマなどのロケ地としても利用されています。関東在住の方で和の雰囲気で撮影を検討しているのであれば、比較的身近に足を運びやすい庭園として候補に挙げられる場所です。
撮影スポットとして人気があるのは、木橋と石橋が連なる4連橋。特別に華があるわけではありませんが、緑、水面、木、石の落ち着いたコントラストが被写体を引き立ててくれます。
入園料は100円ですが、「こしがや能楽堂」の見学は無料です。また花田苑では定期的に「開花亭茶会」や「やすらぎの茶席」など気軽に参加できるお茶会が開催されています。
能楽堂では、「こしがや薪能」などの公演も行われています。
電車でのアクセスは、東武スカイツリーライン「越谷駅」からバス、東武スカイツリーライン「新越谷駅」JR武蔵野線「南越谷駅」からバス、「花田苑入口下車」徒歩3分です。駐車場は104台整備されています。
聖天宮(埼玉県坂戸市)
公園ではありませんが、一風変わった撮影地をご紹介します。
埼玉県坂戸市の「聖天宮(せいてんきゅう)」は、田園地帯に突然出現する「道教」の祈祷所で、神社のような位置付けの場所です。
道教とは、儒教、仏教とともに古代中国の三大宗教の一つです。
「埼玉の台湾」と言われるほどの豪華絢爛な佇まいで、テレビ「西遊記」などのロケ地になったり、コスプレの舞台としてもとても人気があります。
周囲ののどかな風景からすると驚くほどの鮮やかな色彩の建築物が特徴で、そのエキゾチックな雰囲気はまるで異国に迷い込んだかのようです。
聖天宮を建立した「康國典大法師」は40代で不治の病を患ったものの、本尊「三清道祖」のご利益により奇跡的に完治したと言われています。
この恩返しとして、多くの人が「三清道祖」のご利益に預かれる祈願所を建てたいと考えていたところ、夢のお告げにより故郷の台湾ではなく、日本の坂戸市に建立することになったのです。
「康國典大法師」は夢のお告げに従って雑木林を一から整地し、台湾一流の宮大工を呼び寄せ、昭和56年に着工、平成7年に「聖天宮」を開廟しました。その名称や方角もすべてが夢のお告げに従っていて、台湾のご利益が集結した最強のパワースポットとも言われています。
撮影場所としての見応えも充分で、入口の「天門」は、鳥居の役割を果たし、屋根の彫刻がその力を誇示しています。
台湾の観音山で採られた高さ5mの観音石に施された「九龍柱」の彫刻は、当時の台湾の一流大工の実力が表れています。
聖天宮にはこのような龍のモチーフが5000頭以上いると言われています。石板に掘られた重厚な龍、ガラスやタイルで装飾された華麗な龍など、台湾の宮大工の真骨頂を見られる場所でもあります。
参拝だけでなく観光や撮影目的での来訪も歓迎されているそうなので、日本にいながらちょっと変わった撮影を楽しみたい方は検討してみてくださいね。
他では撮れない、ユニークな写真が期待できます。撮影には事前の申請が必要です。
入場料は500円(2022年3月現在)です。東武東上線「若葉駅」から徒歩30分程度、またはバス利用。無料駐車場も用意されています。
お宮参りや七五三の撮影に適した神社
お宮参りや七五三の出張撮影では、まず最初に参拝先を決めてからカメラマンなどの手配をします。
お子様と一緒の移動で慣れない着物を着る可能性もあるため、自宅から向かいやすい場所であることは第一条件になりますが、無理のない範囲で神社の由縁や撮影できる写真の雰囲気もチェックしておきたいですね。
関連記事:七五三はいつやるの?タイミングや記念撮影のポイントも解説
武蔵一宮氷川神社(埼玉県さいたま市)
「氷川神社」は武蔵国(東京・神奈川・埼玉)を中心に全国に280社ほどあり、その総本社が埼玉県さいたま市大宮区にあるこの武蔵一宮氷川神社です。
武蔵一宮氷川神社は、2,400年もの歴史をもつ古い神社で、約3万坪の広大な敷地内には趣のある撮影スポットが数多くあります。
「白鳥の池」「神池」「ひょうたん池」といった水辺も豊富で、ご家族で散策をしてもよいですね。
神社に隣接する大宮公園は氷川神社の境内地から誕生した67.8ヘクタールの広大な県営公園で、かつては氷川公園という名称でした。
桜の名所で花見の時期には大勢の花見客で賑わいます。参拝後に移動して少しカジュアルな雰囲気で撮影をすると、御祈祷中に緊張していたお子様の表情もやわらぐかもしれません。御祈祷は当日申込で、初穂料は5,000円からです。
電車でのアクセスはJR各線「大宮駅」より徒歩15分程度、または東武アーバンパークライン(東武野田線)「北大宮駅」より徒歩10分程度です。
鴻神社(埼玉県鴻巣市)
「こうのとりの伝説」とゆかりの深い鴻神社(こうじんじゃ)は、こどもにまつわるご利益がある神社です。
子宝祈願、戌の日参り、安産祈願、お宮参り、七五三などに訪れる人が多くいます。お守り、絵馬、おみくじなどもかわいらしい「こうのとり」をモチーフにしたものが扱われています。境内には夫婦銀杏、子授け・安産のご神体、こうのとりの天井画などがあり、夫婦や家族にまつわるスポットが充実しています。
さらに運が良ければ出会えるかもしれない「こうのすけ君とこうみちゃん」というマスコットキャラクターもいます。
平日はご祈祷の予約が必要です。子宝祈願や安産祈願の御祈祷では、コースによってこうのとりのたまごやぬいぐるみが授与されます。
電車でのアクセスはJR高崎線「鴻巣駅」より徒歩8分です。
箭弓稲荷神社(埼玉県東松山市)
豪壮な権現造りの社殿は天保6年に造営されたもので、県の指定文化財になっています。
御祈願は拝殿で執り行われています。文化財でもあり宝物の絵馬7額は、この拝殿に掲げられています。
市の文化財に指定されている手水舎は屋根が建立時と同じ杮葺きに葺き替えられています。
牡丹園や藤棚もあり、落ち着いた雰囲気の境内に彩を添えてくれます。
藤の樹は寿命が長い樹として有名ですが、特にこの藤は推定250年以上といわれ延命(ながらへ)のフジと名付けられ毎年美しい花を咲かせます。
春のお参りでは、藤の花と一緒にお子様の長寿を祈願するのも素敵ですね。御祈祷は通年受け付けています。
無料駐車場が50台、電車では東武東上線「東松山駅」から徒歩3分です。
狭山八幡神社(埼玉県狭山市)
九州宇佐八幡宮を本社とする全国八幡宮の一社です。
創建は室町時代初期とされていて、文武・必勝の神として地域の方に親しまれています。
表参道の石段は中段より上が47段、下が24段の合計71段あり、七五三の季節には小さなお子様が草履で一生懸命に昇る姿が見られます。そんな様子もぜひ写真に残してもらいましょう。
現在は中段を境に石段が曲げられていますが、かつては上段から直線上に商店街の通りまで参道が延び、その入口に鳥居が建てられていました。
通常のお守りだけでなく「ランドセル守」や「ペット守」などちょっと変わったかわいらしいものもあるので、立ち寄った際は社務所をのぞいてみるといいですね。御祈祷は電話予約で受け付けており、初穂料は5,000円からです。
駐車場は約30台、電車でのアクセスは西武新宿線「狭山市駅」から徒歩7分です。
高麗神社(埼玉県日高市)
高句麗からの渡来人 高麗王若光を主祭神として祀る社です。樹齢300年の立派な彼岸桜と檜が御神木で、ロケーション撮影の際にはぜひ一緒に撮影したいポイントです。
他にも国指定重要文化財である「高麗家住宅(こまけじゅうたく)」は茅葺きの入母屋造りで東日本に残る民家の中では古い形を遺している極めて貴重な例で、国指定重要文化財に指定されています。この住宅脇には樹齢400年の枝垂桜があり、毎年3月頃には住宅と桜の風情ある境内をひと目見ようと多くの参拝者が訪れます。
授乳場所やおむつ交換のためのベビーベッドも整備されているため、お宮参りや赤ちゃん連れでの参拝も安心です。
御祈祷の事前予約は不要です。当日参集殿の受付で申し込みましょう。
電車では、JR各駅「高麗川駅」から徒歩20分、またはタクシーで約5分です。
調神社(埼玉県さいたま市)
調神社は、平安時代の「延喜式神名帳」に記されているほど古い歴史ある神社です。
およそ2,000年前に創建されたと言われています。地元では「つきのみや」と呼ばれ親しまれています。
「ツキを呼ぶ」として縁起がいいとも言われています。御祭神は天照大御神、豊宇気姫命、素盞嗚尊です。
貢物搬出入の妨げになるために鳥居が存在しないこと、狛犬ではなくうさぎの石像や彫り物が用いられていることなど、全国的に見てもユニークな神社としても知られています。
「調(つき)」は「月」と同じ音であることから、月の動物と言われるうさぎが神の使いとして境内に配されています。
手水舎でも、うさぎの口から吐水されています。お子様と一緒に境内のかわいいうさぎを見つけてみましょう。
参拝客から見えないところにも隠れているそうで、その実数は謎に包まれています。3歳さんのお着物には兎が描かれていることもあるので、一緒に撮影してもかわいいですね。他にも、調神社の七不思議として「境内に松の木が無い」「御手洗池に住む片目の魚」「祭神の使い姫は兎」「日蓮上人駒つなぎのケヤキ」「蠅が居ない」「蚊が居ない」などが言い伝えられています。参拝の際には確かめてみてくださいね。
電車で参拝する場合は、JR各線「浦和駅」西口から徒歩10分程度です。
出雲大社 朝霧教会(埼玉県朝霞市)
島根県の出雲大社からの分霊を祀る埼玉県内唯一の出雲大社で、昭和58年に創建されました。
縁結びの神様としても知られています。社と境内含めて100坪に満たない小さな出雲大社で、「朝霞の出雲大社」や「埼玉の出雲さん」などと呼ばれ親しまれています。ここでは、島根県の出雲大社と同じお守りを入手することができます。全長約5mの立派な大しめ縄をバックに撮影すると、お子様の小ささやかわいらしさが引き立ちそうですね。
このしめ縄を奉製した島根県飯南町大しめなわ創作館の手のひらサイズのミニ注連縄も、社頭で購入できます。
七五三の御祈祷では、それぞれの年齢に合わせて古事記の絵本が授与されます。日本の文化にふれられる素敵なきっかけですね。電車では、東武東上線「朝霞駅」から徒歩5分です。
埼玉の出張撮影スポットまとめ
埼玉でイチオシのロケーションフォトの撮影地をご紹介しました。
郊外ならではの自然豊かなロケーションは、非日常感のある写真撮影を叶えてくれそうですね。お休みの日にちょっと遠出をして、普段はなかなか触れることのできない本格的な森の中に入ってみたり、思いっきり泥だらけになって遊んだら、いつもより更に活き活きとしたお子様の表情も残せるかもしれません。
スタジオポストのロケーションフォトでは、東京、神奈川(横浜市・川崎市・鎌倉市)でのニューボーンフォト、ご家族写真、七五三写真、卒園・入学写真、カップル写真などの撮影を承っています。撮影日程やオススメの撮影場所についてのご相談は、お気軽にお問い合わせください。
おしゃれなフォトスタジオ・スタジオポストでは七五三からお宮参り、マタニティフォトなど、さまざまな記念日撮影を行っております。かわいい衣装も多数ご用意しておりますので、記念日撮影をお考えならぜひスタジオポストまでお気軽にご相談ください。
出張撮影(ロケーションフォト)とは
写真館やスタジオ内ではなく、お客様がご希望する場所まで専任カメラマンが伺い、写真撮影をするサービスです。
よくある出張撮影のテーマは
七五三の御祈祷やお宮参りでの神社への参拝。入学式や卒業式などの記念日。また、公園などでのご家族写真も人気です。
スタジオポストの出張撮影は
ロケーションフォト専任のカメラマンがまごころこめてご対応いたします。
場所や時間・撮影内容など、事前にメールで相談できます。当日の天気が心配でも前日17時までは無料で日程変更も可能。
お参り用の和装着物・当日のお支度も承れます。アルバムや台紙もお作りできるのでプレゼントにも◎
スタジオでの屋内撮影も別途お受けしております。
(※上記には有料オプションも含みます)
Basic Plan基本料金
平日29,000(税込 ¥31,900)
休日31,500(税込 ¥34,650)
Locationおもな撮影テーマ
お宮参り
七五三
家族写真
入園入学