出張撮影は英語で依頼できる? 対応可能なカメラマンの探し方と当日までの準備

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令和の日本では東京や大阪などの都市部だけでなく全国に様々なフォトスタジオがあり、一般の人がプロのカメラマンに家族写真や記念写真を撮影してもらうことが当たり前の時代になっています。また、自分の好きな場所にカメラマンを呼んで撮影をしてもらう「出張撮影」(ロケーションフォト)では、より自分らしくオリジナリティの高い撮影をお手軽な価格で楽しむことができ、その人気の高さから対応するサービスやカメラマンの数も年々増加しています。
ただ、日本で活動しているカメラマンのほとんどは、基本的に日本語を話すお客様を想定したサービスを展開しているため、日本にいる外国籍の方や日本語以外を話す方にとっては、やはり言語の壁を感じてしまうのが現実のようです。それでも、例えば日本に旅行中などにプロカメラマンに撮影してもらいたいという需要は多くあります。では、日本で英語や中国語など外国語での出張撮影サービスを受けるためには、どうしたらよいのでしょうか。

英語対応の出張撮影カメラマンの探し方

個人で活動している日本のフリーランスのカメラマンの中から、英語で対応してくれる人を探すことはなかなか困難です。例えば個人のSNSやウェブサイトなどで、写真のテイストが好みで希望する場所での撮影に対応しているカメラマンを見つけた場合、その人が英語での撮影に対応が可能かどうかは直接問い合わせてみないとわかりません。中には英語や外国語対応が可能であることをプロフィール欄などでアピールをしている人もいますが、それでも無数にいるカメラマンの中から自力で探し出す必要があります。
一方で比較的探しやすい方法としては、スタジオポストのロケーションフォトのようにフォトスタジオなどの企業が運営する出張撮影サービスへの問い合わせです。このスタイルの出張撮影では、会社がある程度まとまった人数のカメラマンを抱えているため、受付窓口へ問い合わせをするとその中から対応可能なカメラマンがいるかどうかを回答してもらうことができます。一度の連絡で複数のカメラマンについての確認ができるのはとても便利ですね。
また、カメラマンとお客様をつなぐマッチングサイトでは、「こんなカメラマンを探している」という条件をお客様側が提示し、該当するカメラマンがそれに応えるというオファーのような機能がある場合もあります。こちらも登録されている数十〜数百のカメラマンへ一度に問い合わせができるためとても便利です。
ちなみに、フォトスタジオでの撮影の場合は予約時に英語やその他の言語での対応が可能かどうかを確認してみましょう。もし対応できるスタッフが在籍をしていれば撮影を担当してもらえたり、撮影前に予めメールなどで要望を伝えた上で臨むこともできます。会話での理解が難しくても、メールであればお互いに落ち着いて時間をかけて理解することができますね。
英語対応のカメラマンが複数見つかった場合には比較検討をすることになりますが、撮影経験の豊富さ、外国語対応の経験件数、他のお客様のレビュー、そして写真のテイストが自分の好みかどうかという点が主なポイントです。サービスの内容では価格以外にも納品枚数、納品日数、納品方法などを確認しましょう。だいたいの相場としては、2~4万円程度で30~80枚程度のデータが数日~1ヶ月後にクラウド納品されることが一般的です。別途出張料が必要な場合もあるので、カメラマンの活動拠点から撮影場所までの移動費用も考慮しなければいけません。また、入園料が必要な公園やテーマパークなどでは、カメラマンの分の料金も依頼者が支払いをします。「外国語対応してもらえる」というだけでなく、納得できるサービス内容のカメラマンに依頼をしたいですね。

英語対応の出張撮影での要望の伝え方

もし希望通りに英語などの外国語が話せるカメラマンが見つかったとしても、写真のテイストのような細かなニュアンスまで口頭でのやりとりで確実に伝えられるかはわかりません。
「こんな写真が撮りたい」「これは好みではない」などといった具体的な希望があれば、事前にメールなどでイメージ写真を共有しておくととてもスムーズです。
これは外国語対応の撮影に限ったことではなく、日本語での撮影でも当日はバタバタとして要望を伝え漏れてしまうことがあるため、できるだけ事前に箇条書きなどで送っておくことをおすすめしています。
もし特に強い要望がなければ、無理に何かを伝えなくても大丈夫です。カメラマンは当日の光の状況やお客様の雰囲気、お子様の様子から最適な撮影を組み立ててリードしてくれるので、安心してお任せをしましょう。幸運にも「この人の写真がとても好き」というカメラマンに依頼ができる場合は、敢えて全面的にお任せをすることでそのカメラマンの持ち味が活かされ、素敵な仕上がりになりやすいでしょう。

英語対応の出張撮影の様子

撮影そのものはカメラマンやスタッフが英語やその他の外国語を流暢に話せなくても、実は意外と問題なく進行することがほとんどです。撮影中は、カメラマンが身振り手振りを交えながら場所の移動やポーズなどの指示をしてくれます。
特にカジュアルなご家族写真の出張撮影の場合は、お子様とパパママが自然に遊ぶ姿を撮影していくので、あまり気負わずに普段と同じようにご家族で楽しい時間を過ごし、そこにカメラマンに同行してもらうつもりでいれば問題ありません。
どうしても心配という場合は、両方の言語が話せる友人などに立ち会ってもらえると安心ですね。

英語対応の出張撮影でおすすめのスポット

もしお子様と一緒に自然な表情のカジュアルなご家族写真を撮影するのであれば、お子様が安心して楽しめる場所が最適です。例えばお子様が喜びそうな遊具がある公園や、広い芝生のある場所にボールやしゃぼん玉など好きなおもちゃを持って行くと、カメラマンからの特別な指示がなくてもお子様が自分から動きまわりながら遊んでくれる可能性が高まり、結果的によい写真に仕上がります。逆にお子様が自由に動きにくいような人が多すぎる場所や静かにする必要がある場所では、どんなに背景が素晴らしくてもなかなかお子様の表情が出にくく硬くなりがちですし、どうしても被写体が「ポーズ」を取るような写真になってしまいます。できるだけリラックスして楽しめるような慣れた場所や、ワクワクするような場所を探してみましょう。ご自宅やホームステイ先などもおすすめです。大人が緊張しがちだったり写真を撮られることが苦手な場合も、お子様が楽しそうに遊んでいるとつられていつもの自然な笑顔になれたりもします。
逆に「お宮参り」「七五三」「結婚式」のようなイベントの記念撮影では、行事の様子をそのまま写真に残すドキュメンタリーの要素が強くなるため、神聖な場所に緊張している表情や、ちょっとぎこちないながらも一生懸命に大人と一緒に参加している姿がとても素敵に写ります。撮影の目的やお子様の性格に合わせて探してみてくださいね。

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出張撮影カメラマンが使う英語

出張撮影で使用する英語は、実はそんなに高度なものではありません。難しい単語や文法は必要なく、中学校で習う程度の内容で充分伝えることができます。カメラマンも少し準備をしておけば普段の撮影中にお子様や親御様とお話している内容はほぼ網羅できるはずです。例えば、こんな感じで単語を2~5個程度組み合わせます。
”Stand here.”(ここに立って)、”Look my way.”(こっちを向いて)、”Can you do like I do?”(わたしの真似できる?)、”What color is this?”(これは何色?)、”Where is blue?”(青い色はどこにある?)、”Show me!”(見せて!)、”How is mam’s face?”(ママはどんな顔してる?)、”Hand in hand . ”(手をつないで)、”Please look at Mary.”(メアリーを見て)、”Which do you like better?”(どっちが好き?)”It’s great!”(楽しい!)
どれも簡単な単語ですよね。正確な言葉で伝えることよりも、お子様と仲良くなり親御様の心配を取り除き、一緒に楽しい時間を過ごすためのコミュニケーションを最優先にしましょう。通常の撮影と同じですね。
ちなみに、この記事で扱っている家族の記念写真撮影などをプロのカメラマンに依頼するような「出張撮影」や「ロケーションフォト」は、”On-Location Shooting Service”という英語が当てはまります。

英語対応の出張撮影の注意点

精算方法や金額などの情報は、お互いにトラブル防止のためにも予めメールなどでしっかりと確認しておくのがベターです。当日慌てることのないように使用できるカードや電子決済の種類にも注意が必要です。
その他には後述する納品方法や枚数などもよく理解してから申し込みをしましょう。

英語対応の出張撮影の納品方法

出張撮影の写真は、ほとんどの場合でクラウドサービスでのデータ納品が一般的です。入金を確認後、数日~1ヶ月程度で納品されます。パソコンやタブレット、スマートフォンなどの端末があれば世界中どこにいても写真データを受け取ることができるので、撮影後すぐに日本を離れるという場合も安心ですね。
よく使用されているクラウドサービスは「Googleフォト」「iCloud」「LINE」「Amazon Photos」「Dropbox」「OneDrive」「30days Album」「フォト蔵」「GigaFile」「Photostorage」「Flickr」「Send Anywhere」「NIKON IMAGE SPACE」「LUMIX CLUB」「みてね」などです。お客様側はアカウントを取得する必要がなかったり、比較的操作が簡単なものが多いですが、日本発祥のサービスでは利用方法が日本語のみの記載の場合もあるため、心配な場合はカメラマンや日本語がわかる人に予め確認をしておくと安心です。ダウンロードの期限が決まっているものもあるのでよく注意をしましょう。カメラマンから納品の連絡が来たら、できるだけ速やかにダウンロードをします。
また、ダウンロードをしたデータを万が一紛失・消去してしまった場合には、CD-Rのような媒体での納品とは異なりデータを取り戻すことはできません。もしも大切な写真データを失ったら、撮影後すぐであればカメラマンにデータが残っているか確認をしてみると、再送してもらえる場合もあります。ただし必ずしも対応してもらえるとは限らないため、予め自分で複数のバックアップを取っておくことをおすすめします。HDDやクラウドを併用しておくと更に安心です。
納品された写真をご家族で楽しんだら、メールなどでカメラマンへレビューを伝えられるとよいですね。日本では旅館やホテルなど一部の場所を除きチップの文化はあまり一般的ではありません。もちろん料金以上のサービスが受けられたと感じたら、感謝の気持ちを込めてチップを渡すことはとても喜ばれますが、それと同じようにお客様の声はカメラマンにとって大きな糧になります。カメラマン自身や今後そのカメラマンに撮影してもらう次のお客様のためにも、グッドコメントはもちろん、時にはバッドコメントがとても役に立ちます。簡単な内容でよいので、率直な感想の他に、特に気に入った写真の番号や、お子様の感想などを知らせるとよいでしょう。

英語対応の出張撮影まとめ

英語や外国語での出張撮影についてご紹介をしました。言葉の壁があると日本でサービスを受けることにハードルを感じるかもしれませんが、先述のように撮影そのものはそこまで難しい会話をする必要はありません。カメラマン探しや事前のやりとりは、メールを使用したりサービスを運営する企業などがサポートをしてくれることがあるので、まずは問い合わせをしてみることをおすすめします。特に海外からの旅行者や滞在者が多い観光地などでは、英語や外国語での撮影経験があったり、英会話ができるカメラマンも多い傾向にあります。
「思い切って頼んでみたら意外とスムーズだった」「ほとんど日本語が話せないからとても心配だったけど、カメラマンが英語で丁寧に対応してくれた」「日本でしか撮れない写真が残せて最高だった!チャレンジして本当によかった」という声も聞かれます。
日本で過ごす大切な想い出の時間を、ぜひ素敵な写真に残せますように!

2022.05.02
京都の出張撮影スポット12選!七五三や家族写真など各シーンに分けて紹介

記念写真は心のアルバムです
スタジオポストの
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出張撮影(ロケーションフォト)とは

写真館やスタジオ内ではなく、お客様がご希望する場所まで専任カメラマンが伺い、写真撮影をするサービスです。

よくある出張撮影のテーマは

七五三の御祈祷やお宮参りでの神社への参拝。入学式や卒業式などの記念日。また、公園などでのご家族写真も人気です。

スタジオポストの出張撮影

ロケーションフォト専任のカメラマンがまごころこめてご対応いたします。
場所や時間・撮影内容など、事前にメールで相談できます。当日の天気が心配でも前日17時までは無料で日程変更も可能。
お参り用の和装着物・当日のお支度も承れます。アルバムや台紙もお作りできるのでプレゼントにも◎
スタジオでの屋内撮影も別途お受けしております。
(※上記には有料オプションも含みます)

Basic Plan

平日29,000(税込 ¥31,900)

休日31,500(税込 ¥34,650)

Location

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