お宮参りは縦抱き?横抱き?出張撮影での美しい抱っこ姿勢と赤ちゃんに負担を掛けないポイント

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お宮参りは生まれたばかりの赤ちゃんと、はじめてちょっと長くお出掛けをする機会です。生後30日前後を目安に行なうことが一般的ですが、まだ頸の据わらない赤ちゃんを長時間抱っこするのはちょっと不安ですよね。出張撮影でも、赤ちゃんの顔が産着に埋もれてしまったり抱っこしている人の姿勢が不自然になってしまうこともよくあります。
スタジオポストのお宮参り出張撮影スタッフが、新生児の抱っこの基本とお宮参りでのおすすめの抱き方、赤ちゃんに慣れていない祖父母に抱っこをしてもらう際に便利な裏技、出張撮影で美しい抱っこ姿勢の写真を残すポイントまで解説します。
赤ちゃんにとって心地よい抱っこをマスターすると、赤ちゃんが不必要に泣いてしまうことが減り、お宮参り中はもちろん、普段から大人も赤ちゃんも快適に過ごすことができます。

お宮参りで抱っこ紐は必要?

抱っこ紐は両手を使わずに赤ちゃんを抱くことができ、正しく装着をすれば誤って落としてしまう心配もほぼありません。ご自宅で赤ちゃんを抱っこ紐に入れたら、帰ってくるまでそのままというのが最も安心と考えるパパママも多いと思います。ただ、お宮参りでは御祈祷中や産着をつけている間の抱っこ紐は相応しくありません。また、大人が着物を着ている場合には兵児帯や一枚布のベビーラップなどを除いてほとんどの抱っこ紐は装着が困難ですし、洋装であってもフォーマルに抱っこ紐は不釣り合いです。
出張撮影で写真を撮ってもらうのであれば、境内では赤ちゃんの服や表情がよく写る素手のだっこがおすすめです。パパやママの抱っこ姿の写真もとても貴重な宝物になりますよ。出張撮影を依頼する場合、神社で過ごすのは御祈祷を含めても1時間程度です。御祈祷中は椅子に座っていますし、交代で抱っこをすれば抱っこ紐がなくても問題ありません。ただし、御祈祷が事前予約制ではない神社や七五三のシーズンで長時間待つ可能性がある場合には、念のため持っておくと安心かもしれません。

お宮参りの赤ちゃんは縦抱き?横抱き?

産院などでは、頸据わり前の赤ちゃんは基本的に横抱きをするように指導されることが多いようです。横抱きはどんな人でも抱きやすく、抱っこから抱っこへの受け渡しも安定しているのがメリットです。赤ちゃんに慣れていない祖父母でもすぐに抱きやすい方法ですね。横抱きをする場合は、大人の腕を大きく使うのがポイントです。両手で自分の両肘や手首を掴みながら胸の前で輪を作り、その中に赤ちゃんを入れてあげるような抱き方が理想です。赤ちゃんの手はお顔の前に、足はお腹の前にコンパクトに集めるようにしてあげると、ママのお腹の中にいたときの姿勢に近くなり、抱っこが安定するとともに赤ちゃんも安心します。赤ちゃんが自分の手を口に入れることができ、足が伸びたりだらりと下に落ちたりしていない状態が目安です。赤ちゃんの顎を引きすぎたり背中が丸くなりすぎると呼吸が苦しくなってしまうので、様子を見ながら腕の輪の大きさや頭を乗せる位置を調節しましょう。

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一方で、新生児でも縦抱きをすることもできます。授乳の後にゲップをさせるときは肩の上に縦抱きをしますが、基本はそれと同じ要領です。縦抱きのメリットは、赤ちゃんと大人の身体が触れる面積が大きくなるため、正しく抱けば赤ちゃんが自分の体重を大人に預けることができる点、パパやママとしっかり密着することで赤ちゃんが落ち着きやすいという点です。特に赤ちゃんは自分のお腹とパパやママの身体がぴったりとくっついていると安心するので、横抱きよりも縦抱きが落ち着くという赤ちゃんは多くいます。更に大人も腕だけではなく自分の身体全体で赤ちゃんを支えるので、長時間でも負担が少なく腱鞘炎の予防にもなります。縦抱きのポイントは、赤ちゃんがコアラやサルのように大人にしがみつく姿勢が取れていることです。具体的には、背中がゆるやかな「J」の形になり、足は膝がお尻より高い位置にある「M」、腕は手を上に向けた「W」で大人の身体にしっかりと密着している状態です。抱き上げ方がわからない場合は、ゲップをさせるときと同じように肩まで抱き上げてから、赤ちゃんの足を自然に開脚させながら降ろしてくるとやりやすいですよ。てのひらでお尻を支えると不安定で手首も痛めてしまうので、腕を長く使って腕の上の赤ちゃんを座らせるようにし、赤ちゃんのおでこにキスができるような高い位置で抱っこをします。もう片方の手は赤ちゃんの肩甲骨のあたりを支えましょう。普段から正しい姿勢の抱っこを続けていると、赤ちゃん自身のしがみつく力も育まれていきます。赤ちゃんの頭は45度程度横を向いている状態が自然なので、写真撮影では赤ちゃんの向きに合わせて腕の左右を入れ替えたり、抱いている人が身体を斜めに向けるとよりしっかりと写ることができます。
ただ、まだ抱っこに慣れない時期にそこまで調整をするのはちょっと難しいですよね。当然ながらお宮参りの赤ちゃんが自分でカメラの方を見てくれることはありませんし、集合写真では赤ちゃんのお顔が写る面積はごく僅かです。フォトスタジオでは赤ちゃんのお顔がしっかり写るように前向きで座れるお宮参り専用の椅子が用意されていますが、出張撮影では無理に真正面を向かせる必要はありません。カメラマンはきちんと赤ちゃんの表情がわかるようなアップのカットも撮影するので、安心してくださいね。

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縦抱きでも横抱きでも、大人の身体と赤ちゃんが無理なく安定した状態で抱っこをすることが大切です。手や手首だけで支えるのではなく、腕全体で大人の胸にしっかりと抱き寄せます。赤ちゃんの姿勢が左右非対称でねじれている状態や、首が背中側へ反っている状態も避けましょう。このようなことが起きやすい例として、大人のてのひらで赤ちゃんのお尻、もう片方のてのひらで赤ちゃんの頭を支える抱き方や、赤ちゃんの股の間に大人の腕を入れる抱き方がありますが、これらは赤ちゃんの身体に大きな負担がかかるなだけでなく、大人の手首を痛める要因にもなります。

お宮参りで祖父母が赤ちゃんを抱っこするときのポイントは?

お宮参りでは、祖父母や親戚が順番に赤ちゃんを抱っこしてくれる場面もあると思います。いろんな人に祝福され可愛がられている様子はとても微笑ましくよい記念になりますが、普段から小さな赤ちゃんに慣れていないと、抱っこする祖父母本人もパパやママも、ちょっとヒヤヒヤするかもしれません…。
そんなときは、おくるみやバスタオルを使ってみましょう。抱っこの方法は誰でもすぐにやりやすい横抱きがおすすめです。まず、赤ちゃんを大きな布の上に乗せ、その状態で抱っこをします。布で赤ちゃんを包む必要はありません。抱っこする人は両手で自分の両肘や手首を掴み胸の前で輪を作り、そこに布を掛けてから赤ちゃんをそっと乗せてあげても大丈夫です。布があることで、赤ちゃんの手足や頭が腕からこぼれ落ちずに自然な姿勢をキープしやすくなります。出張撮影で写真を撮ってもらうのであれば、おくるみやバスタオルは白やパステルカラーで無地やそれに近いものにしておくと、悪目立ちせず赤ちゃんのお顔も明るくなり素敵な写真を残せますよ。

お宮参りの出張撮影で美しい抱っこ姿を残すには?

慣れない抱っこをしていると、どうしても大人が姿勢も悪くなってしまうことがよくあります。せっかく出張撮影で記念写真を残してもらっても、後で見返したら自分の姿があんんだか残念…というのは避けたいですよね。気を張ってずっとよい姿勢をキープするのは疲れてしまいますが、せめて集合写真を撮るときにはこんなことに気を付けてみると、写真映りがグッとよくなります。まず最初に、背筋を伸ばしましょう。抱っこをしていると無意識に赤ちゃんを守ろうと縮こまってしまいがちですが、肺を大きく広げるようなイメージで胸を軽く張ります。背筋を正すと自分で思っている以上に顎が上がってしまうことが多いので、軽く引くとスマートです。赤ちゃんのお顔が少しでも見えるようにという想いから頭側の腕を持ち上げたくなりますが、大人の肩が上がって不自然になってしまうため、そのままの状態の方が美しい写真に仕上がります。もし赤ちゃんが産着に隠れてしまう場合には、腕を上げるのではなく高い位置で抱き直すのがよいでしょう。
そうは言っても撮られる姿というのは自分ではなかなかわからないですよね…。不安であれば予めご自宅の鏡の前で自分の抱っこ姿を見てみるのも手ですが、実際はカメラマンが全体のバランスを考えながら並び順を決めたり姿勢のアドバイスもしてくれるので、こんなポイントを頭の片隅に入れつつ、お任せをしておいて大丈夫ですよ。

お宮参りの抱っこまとめ

お宮参りでの抱っこの方法やポイントをご紹介しました。赤ちゃんを抱っこしながらのお参りは緊張してしまいますが、初々しい抱っこ姿も後で見るとよい記念になりますよ。スタジオポストのお宮参り出張撮影では、お宮参りの出張撮影のご質問やご相談をいつでも承っています。

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場所や時間・撮影内容など、事前にメールで相談できます。当日の天気が心配でも前日17時までは無料で日程変更も可能。
お参り用の和装着物・当日のお支度も承れます。アルバムや台紙もお作りできるのでプレゼントにも◎
スタジオでの屋内撮影も別途お受けしております。
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