ロケーションフォト(出張撮影)コラム一覧ページへ戻る

異国情緒漂う港町であり、歴史を感じる建築物もあり、緑豊かな公園も充実している街、横浜。観光地としても見どころ満載ですが、ロケーションフォト(出張撮影)に適したスポットも数多く、人気の撮影地です。横浜でロケーション撮影をする際のオススメポイントや、時間帯、季節毎の違いもご紹介します。

横浜ならではの撮影スポット

横浜らしいクラシカルな洋や中華の雰囲気が魅力的な場所では、ちょっと大人っぽい雰囲気の写真も残せます。大人同士の撮影や、横浜だからこその撮影、人とは違う個性的な撮影を楽しみたい方には特にオススメです。

横浜中華街(横浜市中区)

ひと目で横浜とわかる煌びやかなスポットです。中華街に想い入れのあるカップルが、自分たちらしいエンゲージフォトを撮影したいと、中華街を撮影地に選ぶこともあるようです。お友達とチャイナドレスを着て食べ歩きをしながら撮影するのも盛り上がりそうですね。人力車やチャイナドレスのレンタル、袴などの着付けヘアメイクサービスもあるので、撮影前にチェックしてみましょう。明るく賑やかな昼と、どこか艶やかな印象の夜では写真の雰囲気が大きく変わるため、事前に両方の様子を下見しておくか、他の人の撮影例を探してみることをオススメします。
中華街を象徴するものと言えば「牌楼」(門)ですが、横浜中華街には、現在10基の牌楼が建っています。テレビなどでよく出てくるのは大通りにある「善隣門」。もともと中華街は「南京町」と呼ばれていましたが、この善隣門に「中華街」と掲げられたことをきっかけに、「中華街」が正式名称として使われるようになりました。その他の牌楼もすべて姿かたちが異なり、それぞれに意味を持っています。特に東西南北に建つ4基は守護神としての役割があります。青、朱、白、黒など色も様々なので、撮りたい雰囲気に併せてどんなルートでまわるか計画してみましょう。公式サイトには牌楼の詳しい案内も掲載されています。また、中華街のお店には「横浜中華街コンシェルジュ」という資格を持った人がいることも。運よく出会えたら、中華料理や横浜中華街の歴史・文化などの情報を教えてもらえます。
個人での撮影は、特に事前の許可は必要ありません(2022年2月現在)。通りの撮影では他の人の迷惑にならないように、店舗内ではお店の方の了承を得て撮影を楽しみましょう。
最寄駅はみなとみらい線「元町・中華街駅」から徒歩1分。JR京浜東北根岸線「関内駅」または「石川町駅」からも歩いて行くことができます。

日本大通り(横浜市中区)

秋の撮影にとっておきなのが、日本大通周辺です。ここは横浜有数のイチョウ並木の絶景ポイント。毎年11月頃になると一斉に黄金色に染まり、通り全体を明るく彩ります。また周囲の趣ある建築物が、レトロで味わいのある雰囲気を高めてくれます。ご家族写真でイチョウをフレーム全体に取り込んだ写真を撮影するのであれば、お子様を大人の顔の高さまで抱っこしたショットが最適です。背景が一面黄色になり、明るく優しい印象の写真に仕上がります。歩道が広いので、歩き始めの小さなお子様を自由に歩かせてあげるのもいいですね。地面に落ちた葉を拾って遊ぶ様子も素敵です。街灯や植え込みの柵もおしゃれなデザインなので、ウエディングフォトやシックな大人の撮影にも適しています。ちょっとモダンな着物や袴をはいてハイカラさんの気分での撮影もぴったりです。雑誌などの撮影をしていることも多いので、いくつか撮影ポイントに目星をつけて移動しながら進めていきましょう。横浜周辺で活動しているカメラマンならこの場所での撮影に慣れている可能性が高いので、予め相談をすると安心です。
写真にバリエーションがほしい、30枚以上の写真が納品されるプランを申し込むつもり、という場合は、徒歩圏内の「横浜公園」、「山下公園」、「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」、「象の鼻パーク」などに移動をしての撮影もよさそうです。撮影時間に余裕があるようであれば、「赤レンガ倉庫」、「元町方面」、「港の見える丘公園」、「横浜山手西洋館」まで足をのばすことも検討してみましょう。また「横浜三塔」を一度に見られるスポットをめぐると結ばれるという「横浜三塔物語」もカップルに人気です。「横浜三塔」とは「横浜市開港記念会館(ジャック)」、「神奈川県庁(キング)」、「横浜税関(クイーン)」の総称。撮影をしながら、大さん橋、赤レンガパーク、日本大通りの3つのビューポイントをまわってみるのも楽しそうですね。移動には、レトロな外観がかわいい観光スポット周遊バス「あかいくつ」が便利です。
日本大通りへのアクセスは、JR京浜東北根岸線「関内駅」またはみなとみらい線「日本大通駅」が最寄りです。

山下公園(横浜市中区)

数ある横浜の公園の中でも最も有名と言えるのが山下公園です。「赤い靴履いてた女の子像」は、横浜に足を運んだことがない人でも、テレビや本などで一度は見たことがあるのではないでしょうか。横浜駅の中央通路に設置されているのは、この像のミニチュアです。そして実は、横浜市の姉妹都市であるアメリカ・カリフォルニア州サンディエゴ市の海辺の公園にも、この女の子の像が建立されています。
山下公園には、小さなお子様からお年寄りまで、様々な方が訪れています。海に面した細長い公園で、ベンチも豊富なためのんびりと散歩をしたり、ピクニックをすることもできます。芝生や木陰で休憩してもいいですね。海鳥が飛んでいることもあり、歩き始めたばかりの子がよく夢中になって見上げたり追いかけたりしています。港らしい撮影スポットとしては、博物館船として公開されている「日本郵船氷川丸」があります。船内のアール・デコ様式の美しさはもとより、外観も黒い船体が見事で、一緒に撮影すると横浜ならではの写真になります。インド式の水飲み場である「インド水塔」は異国情緒が漂う場所で、少し特徴的なテイストの写真を撮影することができます。またここはバラの名所でもあり、春と秋には「未来のバラ園」に様々な種類のバラが咲き誇ります。デートスポットとしても人気のエリアで、撮影後は目の前の老舗ホテル「ホテルニューグランド」で食事やアフターヌーンティーなどを楽しむこともできます。横浜駅東口、みなとみらい21、赤レンガ倉庫、山下公園を結ぶ海上アクセス「シーバス」の発着地でもあり、ここから海の旅に出発してもいいですね。
アクセスは、みなとみらい線「元町・中華街駅」から徒歩5分、みなとみらい線「日本大通り駅」から徒歩7分、JR京浜東北根岸線「石川町駅」から徒歩15分です。

みなとみらい地区(横浜市西区)

横浜の撮影で外せないのが、みなとみらい地区周辺での撮影です。「汽車道」、「帆船日本丸」、そして2021年に開通したロープウェイ「ヨコハマ・エア・キャビン」など、歴史と未来が共存するエリア。コスモワールドの観覧車「コスモクロック21」や、「ランドマークタワー」、「インターコンチネンタルホテル」などの象徴的な建造物も多くあります。やはり昼夜で大きく印象が異なるため、昼間であればゆったりと散策をしながら撮影し、日没以降は夜景でドラマチックなショットを狙いましょう。
お子様と一緒のご家族撮影なら、日本丸の中を探検したり、汽車道を歩きながら横浜の景色をバックにした撮影をすれば、みんなが楽しく過ごせそうですね。大人の友人同士や結婚写真であれば、夜景での撮影の他に、「シーバス」、「マリーンルージュ」、「マリーンシャトル」といった船上での撮影も人気です。
目的地により最寄り駅が異なりますが、いずれもみなとみらい線「みなとみらい駅」、JR京浜東北根岸線、横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町駅」から徒歩圏内です。

家族撮影・カップル撮影にぴったりの公園

お子様のバースデー、お友達同士、カップル、マタニティ、など、カジュアルなイメージで撮影できるスポットです。撮影と一緒にピクニックやトレッキングといった行楽も楽しめます。

三ッ沢公園(横浜市神奈川区)

国体やオリンピック東京大会の会場としても使用されたことのある、歴史ある運動公園です。現在はJリーグやラグビートップリーグなどが開催されている「ニッパツ三ツ沢球技場」をはじめ、テニスコートや馬術練習場など、あらゆる運動施設が揃っています。桜の名所としても地域の人に愛され、花見の時期はもちろん、豊かな自然環境から年間を通して多くの人が訪れます。公園全体の敷地面積はとても広く、運動施設以外にも、桜山、あじさい園、戦没者慰霊塔、トリムコースなど、見どころは数多くあります。お子様と一緒に撮影をするのであれば、公園の北端に位置する「わんぱく広場」が特にオススメです。広場全体が斜面になっており、頂上からは国道を挟んで向かい側の住宅街が一望できます。大きな樹の下に木製のベンチがあり、そこにご家族やきょうだいで並んで撮影をするのも素敵です。遊具も特徴的で、全長90mもあるローラーすべり台は、常にこどもたちが列を作っています。返し滑ると摩擦で衣服に穴が開いてしまうこともあるため、100円ショップ、雑貨屋、おもちゃ屋などで入手できる「ヒップそり」を持っていきましょう。他にもターザンロープ、ブランコ、砂場など、小さな子から小学生まで楽しめるようになっています。夕方には犬の散歩をする人も多く、天気のよい休日は原っぱに小さなテントを張ってピクニックをしたり読書をする人も見られます。
春から夏の樹々が青々とした頃では、シロツメクサの原っぱで遊ぶお子様や、空や木陰の美しい写真が、秋や冬には落ち葉で元気に遊ぶお子様や、遮るものがなく周囲が見渡せる清々しい雰囲気の写真が期待できます。
公園部分は常時無料開放されています。常設の駐車場が3ヶ所あり、イベント時には臨時の駐車場も設置されます。車で訪れる場合は第三京浜道路および首都高速神奈川2号三ツ沢線「三ツ沢」出口を下りてすぐです。公共交通機関では市営地下鉄ブルーライン「三ツ沢上町駅」から徒歩15分か、各線「横浜駅」から横浜市営バスで「三ツ沢総合グランド入口」または「市民病院」が最寄りです。

根岸森林公園(横浜市中区)

<p根岸台の丘の上に広がる約18ヘクタールの広大な公園です。自然の丘陵を活かした芝生広場と、周囲には森が広がっています。洋式競馬場の跡地から生まれた公園としても有名で、ロケーションフォトの撮影地としても人気です。
公園の大部分を占める芝生広場はなだらかな斜面になっており、様々なアングルから効果的に撮影ができます。また周囲を森に囲まれていることから、人工的なものを写さずに、背景を空と樹々と芝生だけで構成することも可能です。まるで海外の草原や森にいるようなフォトジェニックな写真も撮れるかもしれません。希望のイメージがあれば、カメラマンに伝えてみましょう。お花見や行楽シーズンには多くの人で賑わいますが、敷地面積も広いため平日であれば撮影場所に困ることはないでしょう。遊具広場もありますが、この公園のよさを活かすのであれば、芝生でテントを張ってピクニックをしたり、お子様と自由に遊びまわっている様子を撮影するのがオススメです。春には梅林や桜山を散策してもいいですね。小高い丘の上にはシンボルのような大木があるので、家族で並んでみたり、手を繋いで大木を囲んでも、おもしろい写真になりそうです。ウエディングフォトやマタニティフォトを撮影する人も多く、ナチュラルなドレスやカジュアルなスーツで自然に囲まれて撮影したいという方にはぴったりです。競馬場の名残である「旧一等馬見所」は、米国出身の建築家J・H・モーガンの設計で、日本初の本格洋式競馬場「旧根岸競馬場」の一等馬見所。丸窓のある3つの塔が印象的な歴史的建造物です。ここからはみなとみらい、丹沢の山並み、富士山も見渡せる絶景スポットでもあります。
公園は無料で入園でき、常時開放されています。来園の際は車が便利で、合計200台分の有料駐車場があります。公共交通機関では、JR京浜東北根岸線「根岸駅」「桜木町駅」から市営バス21系統「旭台」または「滝の上」下車、各線「横浜駅」東口から市営バス103系統「旭台」または「滝の上」下車すぐです。

野毛山動物園(横浜市西区)

昭和26年4月1日に「誰もが気軽に訪れ、楽しめる動物園であり、小さな子どもがはじめて動物に出会い、ふれあい、命を感じる動物園」をテーマに開園した動物園です。入園無料で、休日には多くの親子連れで賑わいます。70年の歴史があるため、開園当時こどもだった方が、お孫さんとともに親子3世代で訪れることもあるそうです。みなとみらいを見下ろす野毛山公園の中にあり、近隣の横浜市中央図書館とともに地域の方の散歩コースにもなっています。
シマウマ、クジャク、ツキノワグマ、キリン、チンパンジーなど様々な動物が暮らしており、特にライオン部屋の前には多くの人が集まっています。時折ライオンが唸り声をあげ、小さなこどもがびっくりしている微笑ましい光景も見られます。
動物以外にも、明治37年から横浜市内を走っていた路面電車の車体が休憩所として設置されており、その中で写真を撮影することも可能です。丸みを帯びたかわいらしい車体に横浜を象徴するブルーのラインが入っていて、お子様も大喜びしてくれそうです。
横浜市内の動物園は、他にも「ズーラシアンブラス」で有名な「よこはま動物園ズーラシア」(横浜市旭区)や、 MARK IS みなとみらいの屋内動物園「Moff animal world(モフ アニマルワールド)」(横浜市西区)があります。
野毛山動物園に専用駐車場がないため、近隣のコインパーキングを利用するか、公共交通機関を検討しましょう。電車では、JR京浜東北線・横浜市営地下鉄「桜木町」駅下車徒歩15分、京浜急行線「日ノ出町」駅下車徒歩10分です。駅から動物園までは急な上り坂なので、小さなお子様と一緒の場合はバスの利用がよいでしょう。「桜木町駅」から市営バス89系統「一本松小学校」行き「野毛山動物園前」下車すぐです。

横浜八景島シーパラダイス(横浜市金沢区)

横浜の水族館といえば、「八景島シーパラダイス」。絶叫マシンやクライミングなどのアトラクションも豊富なため、複数回訪れたことのある人も多いのではないでしょうか。水族館は基本的に屋内施設、アトラクションも雨天でも楽しめるものもあり、年齢や天候によって遊び方を柔軟に変えられるのもよいですね。ホテルも併設されているため、遠方から2日、3日に渡ってシーパラを楽しむために足を運ぶファンもいます。
水族館ではイルカやペンギンなど海の動物たちが活躍をする大人気のショーや、動物にごはんをあげられたり、ワカメの収穫体験などのイベントも開催されています。イルカやペンギンなどに直接触れられる企画は特に人気で、お子様のちょっとドキドキしている表情や、とびっきりの笑顔の写真が撮れそうですね。アトラクションでは、メリーゴーラウンドやシーボートといったゆったり楽しめるものから、海上走行コースターやバイキングなどもあり、ごきょうだいでもそれぞれの成長に合ったものを選ぶことができます。公園などと違い「こわい」「びっくり」といったスリル満点の表情も残せますね。
電車ではシーサイドラインの「八景島駅」から徒歩すぐ、車では首都高速湾岸線「幸浦」出口、または高速道路・横浜横須賀道路「並木インターチェンジ」が最寄りです。
前売りwebチケットがお得で、「ワンデーパス」や「楽園ナイトパス」などが販売されているので、チェックしてみましょう。

三渓園(横浜市中区)

明治39年5月1日に公開された、広大な日本庭園です。園内には京都や鎌倉などから移築された歴史的に価値の高い建造物が配置されています。10棟が重要文化財に、3棟が横浜市指定有形文化財に指定されています。梅、桜、藤、花菖蒲、銀杏、紅葉など、手入れの行き届いた花や樹々が季節毎に美しい姿を見せてくれます。
園全体が静か落ち着いた雰囲気のため、お子様と一緒のご家族撮影よりは、おじいちゃんおばあちゃんとゆったりと散策をしながら撮影をしたり、和装での結婚写真に適しています。「鶴翔閣」など園内の施設では撮影、披露宴、お見合いなどを目的とした貸出も可能です。
入園料は小中学生が200円、大人が700円(2022年2月現在)で、団体料金や年間パスポート、回数券も設定されています。駐車場もありますが、梅が開花する時期の週末、桜の開花時期、紅葉の時期、夜間開園時などは、特に駐車場が混み合うため、公共交通機関の利用が安心です。横浜市内の主要各駅から市バスまたは「ぶらり三渓園BUS」が利用可能です。

岸根公園(横浜市港北区)

市街地に位置しながらも、園内は多くの木々に囲まれ自然を感じられる空間です。広々とした芝生広場や篠原池のほか、野球場、県立武道館などがあります。「ひょうたん原っぱ」は公園内で一番広い芝生広場で開放感いっぱいです。休日になると多くの家族連れやカップルの楽しそうな声で賑わいます。せせらぎ広場にある「忍者とりで」は、吊り橋など複数の遊具が組み合わさり、まるで忍者になったように遊ぶことができるこどもたちに大人気のスポットです。バスケットゴールも設置されています。広場にある大きなプラタナスの下は、ゆったりと木陰を楽しむ憩いの場となっています。アジサイ、ソメイヨシノ、バラ、モミジといった季節ごとの植物も楽しめます。
天気のよい土日祝日は混み合っていることも多いため、比較的空いている午前中か、平日の撮影を検討しましょう。
アクセスは横浜市営地下鉄ブルーライン「岸根公園駅」から徒歩1分です。駐車場もありますが、台数に限りがあるため公園からは公共交通機関の利用をお勧めされています。

陣ヶ下渓谷公園(横浜市保土ヶ谷区)

静かな住宅街にある「秘境」とも呼べる場所で、本格的なトレッキングが楽しめます。横浜駅から30分圏内でこんなスポットがあることは、意外と地元住民にも知られておらず、はじめて訪れる人は必ず「こんなところに!?」と驚くようなロケーションです。足を踏み入れると夏でもひんやりとした空気で、こどもも大興奮するほどの大自然を感じられます。小さな滝や自然の生き物も発見できるかもしれません。全体の規模はそこまで大きくはありませんが、「公園」という名は付いていながらも舗装された道ではなく急な坂や岩場、水に濡れる場所もあるため、動きやすい服装と運動靴で、ばんそうこうや羽織ものなどの装備は持っていきましょう。お弁当、おやつ、水分の準備も必要です。
ベビーカーや小さなお子様にはあまり向かないため、体力に自信のある年長さんや小学生以上になってからのお出掛けがよさそうです。足場が安定しない場所はカメラマンの撮影にも適さないため、芝生広場や林間広場などをメインに撮影してもらいましょう。
有料駐車場が20台分あります。公共交通機関でのアクセスは、相鉄線「上星川駅」から徒歩15分、相鉄線「西谷駅」から徒歩20分、もしくはバスの利用となります。

お宮参りや七五三の撮影に適した神社

お宮参りや七五三といったお子様の成長を祝う行事でも、出張撮影は人気です。フォトスタジオ(写真館)での前撮りや後撮りのようにポーズを決めた写真だけでなく、当日の自然な様子を残せるため、数年後に写真を見返したときに「あの時、こんなことがあったね」と思い出せるのも魅力的ですね。

関連記事:七五三はいつやるの?タイミングや記念撮影のポイントも解説

伊勢山皇大神宮(横浜市西区)

横浜でお宮参りや七五三をするのであれば、真っ先に候補に挙がるのが伊勢山皇大神宮です。明治3年に港を見下ろす丘の上に創建されました。横浜総鎮守、神奈川県宗社であり、都会のパワースポット「関東のお伊勢さん」として広く崇敬を集めています。現在の本殿は3代目で、平成30年の秋に竣功しました。近隣には神奈川県立音楽堂、神奈川県立図書館、横浜能楽堂といった文化施設が並び、駅からの道中には「音楽通り」という名前がつけられています。
またここはアイスクリームを世に広めた場所としても有名です。日本人初のアイスクリーム店であった「町田房蔵」は横浜馬車道に店を構えましたが、当時の日本人にとって乳製品は馴染みがありませんでした。また一杯が現在の価値で8千円程度と大変高価だったため、大苦戦ののち閉店を余儀なくされたのです。しかし、伊勢山皇大神宮の遷座祭で店を再開したところ瞬く間に売れ、日本中に広まりました。
伊勢山皇大神宮を含む「伊勢山」や「掃部山」「野毛山」周辺は桜の名所でもあり、春には見事なソメイヨシノと共に撮影を楽しめます。神社の社紋も桜の花がかたどられています。秋には美しく色づいた紅葉が、写真に彩りを添えてくれます。
JR京浜東北根岸線・横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町駅」から徒歩圏内ですが、「紅葉坂」というかなり急な坂を登るため、小さなお子様やご高齢の方、お着物の方はタクシーで向かうことを検討した方がよいかもしれません。坂の上からはランドマークタワーや横浜みなとみらいのビル群が間近に迫ります。
御祈祷の申し込みをした方は境内でのプロカメラマンの撮影が許可されます。

横濱水天宮/太田杉山神社(横浜市南区)

貞享年間(1680年代)吉田新田開発の頃、横浜の地が度々水害に悩まされた為、久留米から横浜に水天宮の御分霊を勧請奉斎し、水害の守護神として祀られたことがこの神社の起源と言われています。安産祈願の神様が祀られており「安産・子育ての神様」とされていることから、戌の日参り、お宮参り、七五三のお参り先として選ばれている神社です。境内を見守っている狛犬は、母親が子に乳を与えている様子から 安産・子育ての象徴となっています。狛犬の親子を撫でてあげると安産になったり、母乳の出も良くなるご利益があると言われています。赤ちゃん連れの参拝者が非常に多いことから、授乳スペースやおむつ替え台などの設備もしっかりと整っていて、安心してお参りができるようになっています。また、参拝者はお食い初め用の歯固め石も神社から拝借することができます。
初穂料を10,000円以上を納めると、御祈祷の際にお子様の幸福を祈念する神楽奉納を受けられます。アクセスは京浜急行「南太田駅」から徒歩8分で、駐車場は10台程度です。車の場合は近隣のコインパーキングも調べておくと安心です。

富岡八幡宮(横浜市金沢区)

源頼朝公が摂津西宮の恵比寿様をお祀りしたのが始まりで、「ハマのえびす様」と呼ばれています。江戸時代には大津波から地域を守ったことから「波除八幡」とも言われています。東京深川の富岡八幡宮はこちらの神社の分社です。
富岡八幡宮の御祭神は「神功皇后」「応神天皇」という母子の神様で、安産・子育ての慈母神です。そのため、戌の日参りやお宮参りに訪れるパパママも多くいます。七五三の期間中は神社でお子様の着付けをしてそのまま御祈祷ができるプランも用意されています。その他、人前結婚式や地鎮祭なども執り行っており、地元の方の人生の節目を見守る神社として親しまれています。
「えびすだるま」「うまくいくお守」「まがたまお守」といった、ちょっと変わったお守りも授与されているので、立ち寄った際には社務所を覗いてみましょう。
アクセスは急行線「京急富岡駅」より徒歩8分、シーサイドライン「並木北駅」より徒歩10分です。

横浜の出張撮影スポットまとめ

横浜で人気のロケーションフォトの撮影場所をご紹介しました。地元の方だけでなく、観光や行楽をしながら撮影を楽しめるのも横浜の魅力です。埼玉・東京・千葉方面からであれば、電車や車で気軽にアクセス可能です。お休みの日にご家族でお出かけをしながら撮影をしてもらう「フォトピクニック」を計画してみるのも楽しそうですね。
海と山、歴史と未来、自然と都市といった、様々な魅力を併せ持つ場所なので、撮りたいイメージに合わせて選んでみてくださいね。スタジオポストのロケーションフォトでも、横浜市内の撮影を受け付けています。「こんなテーマで撮影したいけれど、どこがいい?」などのご相談があれば、お気軽にお問い合わせください。
横浜で過ごす大切な1日が、素敵な写真とともに心に残りますように!

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2022.04.06
神奈川県の出張撮影スポット14選!七五三や家族写真など各シーンに分けて紹介

記念写真は心のアルバムです
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七五三の御祈祷やお宮参りでの神社への参拝。入学式や卒業式などの記念日。また、公園などでのご家族写真も人気です。

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