お宮参りは写真だけでもいい?行事としての意味と撮影について

お宮参りは写真だけでもいい?行事としての意味と撮影について

お宮参りを控えているご家族に向けて、「お宮参りは写真だけでもいいのか」との疑問についてお答えしていきます。
初めてのお宮参りなら、写真撮影で悩む方も多いのではないでしょうか?「プロに頼むべき?」「服装は?」「スタジオの撮影料金は?」など、さまざまな疑問が湧いてくるものです。

そこでお宮参りの撮影について、写真だけでもいいのかどうか、どのくらいの料金がかかるのかなど、詳しい情報をご紹介します。参考にしていただければ、お宮参りの撮影について、さまざまなアイデアが浮かんでくるはずです。

 

お宮参りは写真撮影だけでもいいの?

本来のお宮参りは、お子様の成長を願ってご祈祷や参拝をする行事です。そのためお宮参りは写真だけでもいい行事ではないのですが、出産直後のお母さんの体調が優れない場合もあるでしょう。または赤ちゃんの体調が安定していないことも考えられます。
お宮参りをしっかりと行うなら、写真撮影よりも参拝を優先するべきです。

しかしお母さんや赤ちゃんの体調に不安があり、写真には残しておきたいと考えるなら、お宮参りを写真だけにするのもひとつの方法と言えます。

フォトスタジオ・スタジオポストのお宮参り撮影プランは赤ちゃんとお母さんの体調に配慮しております。
貸し切り型プライベートスタジオですので、ゆっくりと落ち着いて撮影することができますので
「撮影中に体調が悪くなったどうしよう…」と、お宮参りの記念撮影を悩まれている方は、是非ともスタジオポストにご相談ください。

関連記事:「お宮参り」はいつ?服装は?神社は?祖父母は?最近の「お宮参り」についてお答えします!
 

そもそもお宮参りとは

お宮参りは写真だけでもいいのかどうか、さらに詳しく見ていきましょう。
お宮参りの起原や意義について知った上で、どのようにお祝いするかを決めてみてください。

 

お宮参りの起源

お宮参りの起原は、約700年も前の室町時代から、脈々と受け継がれてきた赤ちゃんの健康を願う行事であると言われています。
生後30日のタイミングで、産土神に赤ちゃんの誕生の報告と生きていられていることへの感謝をするために生まれた行事です[1]。そして同時に、赤ちゃんのこれからの長寿と健康を願います。

 

お宮参りの時期

お宮参りをする時期は、赤ちゃんが生まれてから30日前後です。起源である「生後30日」を基本としています。しかし現代では生後30日前後であればいつでも構いません。

関連記事:「お宮参り」はいつするの?最近の「お宮参り」についてお答えします!

 

お宮参りのメインイベント

お宮参りのメインイベントは、「ご祈祷」です。現代では記念として残すために、お宮参りを写真だけでもいいと考える方も少なくありません。しかし神社に行ってお子様の成長や健康を願うための祈祷をしてもらうのが、お宮参りのメインイベントとなります。

 

そのほかのお祝い方法

お宮参りでご祈祷を受けるのが難しければ、参拝だけでも問題ありません。たとえば出産直後のお母さんの体調が安定しないこともあるでしょう。または赤ちゃんの体調が悪いことも考えられます。
ご祈祷となると時間がかかるため、短時間で済ませられる参拝だけにする方法もあります。

 

伝統にこだわりすぎないお宮参りの方法

お宮参りの伝統に従えば、ご祈祷と参拝をするのが基本と言えます。しかし現在では、伝統にこだわりすぎないお宮参りも一般化してきています。

 

方法①参拝と写真撮影のみ行う

まずはご祈祷をはぶき、参拝と写真撮影のみを行う方法です。
お母さんや赤ちゃんの体調を最優先にし、時間のかかるご祈祷は受けません。その代わり参拝をし、記念として写真撮影のみを実施。行事としてのお宮参りをしっかりと行えますし、記念写真も残せます。

関連記事:お宮参りの記念撮影はいつ撮ればいい? 生後3ヵ月で撮影するメリットとは

 

方法②ご祈祷と写真撮影を別日にする

お宮参りでご祈祷をして、写真撮影は別日にする方法もあります。お宮参りと写真撮影を同じ日にするのは、慌ただしく、身体への負担も心配です。ただしどちらもしっかりと行っておきたいと考える方も多いでしょう。

そこでおすすめなのが、先に写真撮影をして、別日にお宮参りをする方法です。日程をわければ身体への負担が少なくなりますし、行事・撮影ともにしっかりと行えます。

 

方法③参拝だけで済ませる

最後にご紹介するのは、参拝だけを行うお宮参りです。ご祈祷も写真撮影もありません。参拝だけで済ませるお宮参りは短時間で終えられます。長時間の外出がつらい場合は、参拝だけで済ませる方法でも良いでしょう。

 

お宮参りの写真撮影のタイミング

お宮参りの写真撮影をするタイミングは、お宮参りのときだけとは限りません。もちろんお宮参りにあわせてするのが本来の撮影タイミングです。しかし次のように、その他のタイミングで写真撮影をする方も多く見られます。お宮参りを写真だけにしたいと思われている方は、次のタイミングを参考にしてください。

 

タイミング①ニューボーンフォトと同じ時期

まずはニューボーンフォトのタイミングにあわせて、お宮参りの写真も撮る方法です。ニューボーンフォトとは、生後1か月以内に撮影する記念写真のこと。生後1か月前後で撮るとすれば、お宮参りの時期とほとんど変わりません。
そのためニューボーンフォトと同じ時期にお宮参りの写真を撮る方は多くいらっしゃいます。

関連記事:ニューボーンフォトとは?セルフ撮影の方法とメリット・デメリット
 

タイミング②生後1か月のお宮参りの時期

続いては生後1か月のお宮参りにあわせて撮影する方法です。本来の「お宮参りの記念写真」となるので、もっともスタンダードな撮影タイミングと言えるでしょう。ニューボーンフォトを早めに撮影した方にもおすすめのタイミングです。
お宮参りでのロケーション撮影を行えば、お宮参りの雰囲気をしっかりと感じさせる写真となります。

 

タイミング③真夏や真冬を避けた時期

真夏や真冬を避けた時期に撮影する方も少なくありません。たとえば7月生まれ、12月生まれの赤ちゃんは、生後1か月後が真夏・真冬の時期です。写真だけであっても、気温が厳しい時期にお宮参りの撮影を行うのは身体への負担も大きくなります。そこで少し時期をずらして、気候の良い時期に撮影をするケースもあります。

 

タイミング④お食い初めの時期

お食い初めとお宮参りの写真撮影を同時に行う方法です。お食い初めは生後100日ごろ。お宮参りとは少し期間が空きますが、地域によっては同時に行われることもあります。
お食い初めのころになるとお母さん・赤ちゃんともに体調が安定してくるので、写真撮影も行いやすいでしょう。生後100日ごろのお食い初めのときに、お宮参りの撮影をするのもひとつの方法です。

 

お宮参りの写真撮影の費用相場

お宮参りが写真だけでもいいと思っている方も、ご祈祷してから撮影したいと思っている方も、撮影の費用については気になるところでしょう。
お宮参りの写真撮影には、どのくらいの費用がかかるのか、ケース別で目安をご紹介します。

 

カメラマンに出張撮影を依頼

まずはカメラマンに依頼した場合、10,000~30,000円が費用の目安となります。

場合によっては出張費などが別途かかる可能性もあるので確認が必要です。 

関連記事:お宮参りの写真を出張撮影で依頼するときのポイントを紹介!
 

フォトスタジオを利用

フォトスタジオを利用する場合は、20,000~40,000円ほどの費用がかかります。
ただし撮影するだけの場合と、アルバムを作成する場合とで費用は変わります。選ぶアルバムタイプによっても費用が変わることに注意してください。

 

お宮参りの撮影時の服装

お宮参りで前撮りをするにしても、写真だけ残すにしても、撮影の際には服装が重要です。赤ちゃん・お母さん・お父さん・兄弟・姉妹・祖父母と、それぞれどのような服装がふさわしいのか見ていきましょう。

関連記事:お宮参りの家族写真には誰が入る?撮影における並び順・服装の基本

 

赤ちゃんの服装

お宮参りでの赤ちゃんの服装は、白羽二重の上に祝着をかけてよだれがけと帽子を着用するスタイルが基本です。最近ではベビードレスでの写真撮影も増えています。

 

お母さん・お父さんの服装

お母さんとお父さんの服装は、赤ちゃんにあわせるか、もしくは赤ちゃんよりも格の低い服装にしましょう。

一般的に、和装よりも洋装の方が格が高いとされているため、赤ちゃんが和装であれば派手さを抑えた和装、もしくは洋装が理想です。赤ちゃんが洋装であれば洋装で揃えましょう。お母さんは訪問着や付下げ、色無地、ワンピースなど。お父さんはスーツや礼服を選ぶのがおススメです。

 

兄弟・姉妹の服装

赤ちゃんの兄弟・姉妹も一緒に撮影する場合も、赤ちゃんが和装なら派手さを抑えた和装、もしくは洋装が理想的でしょう。洋装なら洋装を着用すると統一感が出ます。制服を着て撮影するのも方法のひとつです。

 

祖父母の服装

祖父母の服装は、お母さん・お父さんと同じようにします。事前にお母さん・お父さんと服装の相談をしておき、和装・洋装のどちらにするか、色合いはどうするか…と決めておきましょう。

 

お宮参りは写真だけでもいい?ケースバイケースで判断してはいかかですか

いかがでしたでしょうか?この記事を読んでいただくことで、お宮参りは写真だけでもいいのかどうかがご理解いただけたと思います。お宮参りのメインイベントはご祈祷です。しかしお母さんや赤ちゃんの体調が優れない場合は、参拝だけにしたり、写真だけにしたりする方法もあります。また前撮り・後撮りをするのもおすすめの方法です。

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[1]
参照:おいしい和食のはなし:子どもが生まれたら~知っておきたい7つの人生儀礼~

文:フォトぺディア編集部