新日本髪とは？七五三にぴったりなレトロでおしゃれな髪型について解説

2022.09.23

七五三でのお子様のお着物姿は成長を感じられるとても特別な機会です。
特に7歳になるとお好みの色や雰囲気にこだわりも出てきたり、髪の量も3歳に比べて増えてできる髪型もたくさんあるので、この大切な記念日にどんなお着物・ヘアスタイルにしようか♪といろいろイメージを膨らませている方も多いのでないでしょうか。

今回はさまざまな七五三髪型の中で「レトロでおしゃれ♪」「これぞ日本の七五三！」と人気の「新日本髪」についてご紹介します。

「日本髪」とは？日本髪と“新”日本髪の違い

「日本髪」とは？

明治時代初期までは女性の髪型といえば「日本髪」が一般的で、前髪・まげ・びん（両サイドの耳ぎわ部分）・たぼ（後頭部から耳裏部分）をそれぞれ膨らませて作る髪型です。
「日本髪」は結い方にきっちりとしたルールがあり、専門の髪結い師さんが「びんつけ油」という固形の整髪料や「元結（もとゆい）」という和紙の紐でキリキリと音がするくらいきっちり結い上げます。
このようにして仕上がった「日本髪」は一度結い上げると簡単にほどくことはできず、びんづけ油を落とすのも一苦労で（シャンプーで何度か洗わないとなかなか落ちないそう…）昔は数週間はその髪型で過ごしたと言われています。
現在でも京都の舞妓さんはこの伝統的な「日本髪」を結っています。

現代は「新日本髪」が一般的

一度結い上げるとほどくのが難しい「日本髪」に対し、利便性を考えて生み出されたのが「新日本髪」です。
「新日本髪」はヘアメイクさんや美容師さんがびんづけ油や元結（もとゆい）の代わりにヘアワックスやヘアスプレー・ピンを使用して日本髪風に仕上げます。シャンプーで落としやすいのも人気なポイントの1つ。
日本髪の美しいシルエットを残しつつ、現代風にアレンジされたのが「新日本髪」です。

七五三「新日本髪」に必要な髪の長さや準備しておくこと

「新日本髪」ヘアアレンジに必要な髪の長さは？

「新日本髪」にする髪の長さは肩下10cmくらい、胸のあたりまでの長さが必要です。
前髪は上げても下ろしてもどちらでも構いませんが、上げておでこを出す場合は鼻下くらいまでの長さが必要になります。
関連記事：七五三はいつやるの？満年齢や早生まれのお祝い時期について解説

準備しておくこと

髪の長さが胸より下、例えば腰まである場合は逆にまとめるのが難しくなるため目安の長さにカットしておくのもおすすめです。
また前髪を下ろす場合はぱっつん前髪にしてもよいですし、斜めに分けて流すスタイルも現代風でおしゃれな印象に。お好みに併せてご準備ください。

シャンプーはお支度当日にしてしまうとコンディショナーなどの成分ですべりやすくまとまりが悪いため前日までに。当日は髪を結ばず、おろした状態にしておくのがいいでしょう。

3歳七五三での新日本髪は要相談

3歳だとまだ髪の長さや量も足りないことが多く、希望とする「新日本髪」の形やボリュームにならない場合もあります。また、セットに時間がかかって飽きてしまうお子様も。
3歳では子供らしさ引き立つかわいいお団子スタイルやボブスタイルなどで、7歳になったときにぐっと大人っぽさを感じられる「新日本髪」にされるのもおすすめです◎
（お子様により髪の長さや量なども異なりますので、3歳で新日本髪ご希望の場合は一度お店に相談してみるのがいいでしょう。）
新日本髪_姉妹

「新日本髪」での写真撮影は予約制の貸切型フォトスタジオがおすすめ◎

大切な七五三記念日は写真にもしっかり収めておきたいものですよね。
写真館であればプロのカメラマンやコーディネーター・着付師やヘアメイクが揃っているので着物や髪型の相談から写真撮影・お支度の予約もまとめてできて安心楽チン♪

写真館スタジオポストは完全予約制の貸切型スタジオなので、家族で楽しい時間を過ごしながらリラックスした雰囲気でお支度から撮影までできます◎
スタジオの背景・小物はお着物撮影にぴったりな和室や障子壁・格子柄の背景に、傘やまりなどもご用意。各スタジオで撮影用無料レンタル着物も各年齢で数着ずつ取り揃えております。ヘアメイクもオプションでお好みの髪型にでき、「新日本髪」ももちろんご対応可能です！
撮影は主役のお子様だけでなく、ご家族やご兄弟・姉妹とも一緒に撮影も♪